「ふるさと・秋田仙北平野」を歩く

歩いた時に見たこと、感じたこと、思ったこと

★旧仙南村飯詰を往く-2①

<今回のログ(足跡)>

●歩いた日:2025年10月25日(土)

●歩いた所

 ・南 町:大橋、石名館、千刈田、鼠田、中村、広田、岩野町、扇田、蕨崎、南高野

 ・天神堂:小出、赤城

 ・六 郷:金堂、扇田               ※ 「六郷」は「旧六郷町」

●歩いた位置 

●歩いたログ(足跡)(道のり6.5km) 

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

 この(2025年)10月は、我が「仙北平野」でも、連日、クマによる人身被害や目撃情報がニュースになっておりますが、ネット通販で購入したクマ除け用のグッズを持参して、「仙北平野」歩きに出かけて来ました。

 歩く場所は、秋田県が提供している「クマダス」でクマの目撃情報などを確認しながら慎重に選びました。クマによる被害のリスクが低いところは、何といってもこれまでにクマが目撃されたことがないところ、次にクマが山から遠くまで移動する際の通り道と考えられる川筋から離れているところ、そして、遠くからでもクマの姿を見つけやすい、見通しの効くところであると考えました。そこで選んだ場所は、「旧仙南村飯詰」の「南町」です。

 周囲の状況に目を配りながらではありますが、歩くにはちょうどいい気温の時節ですので、久しぶりに快適なウォーキングを楽しんできました。

 ところで、購入したクマ除け用グッズは、携帯ホーン(銃声やホイッスルなど数種類の音が出る)とピストルの形をした爆竹音発生装置(子供の頃、火薬で音を鳴らして遊んだおもちゃのピストルと同じ。これはカラス除けとして売っていたもの)で、いずれも音でクマを近づけないようにするものです。

 しかし、山中ならいざ知らず、平場の人家が建つところを大きな音を出しながら歩くことは憚られ、また、銃声のような音も出せるとはいえ、クマに出会った時に音で撃退することができるとも思えず、せっかく買ったのに持ち歩いてもあまり意味がないな、と感じてしまいました。緊急時のSOSとしては使えるかもしれませんが。

 前置きが長くなりましたが、それでは本文に入ります。

 「旧仙南村飯詰」の「南町」を以前に歩いた時(その様子は「旧仙南村飯詰・旧六郷町六郷を往く」(2020年4月26日から掲載)に記載)、「鼠田」に建つ「南町会館」の横に駐車場のような土地があったことを思い出し、そこに車を停めようと会館を目指して車を走らせる。しかし、いざ会館に着いてみると、横の土地には真新しい家が建っている。その土地は会館の敷地ではなく私有地だったようだ。

 仕方がないので、会館脇を通る道が「県道116号」と交わる角のところにあった広い空地に向かい、その隅に車を停める。すると、県道を挟んで空地の向かいにいたおば(あ?)さんがこちらをじっと見ているので、そのおばさんに「ここに車を停めさせてもらっていいっすべが(いいでしょうか)?」と訊く。すると、おばさんが横を向き、旦那さんと思われる人が出て来て「いいども、何するところだ?」と訊き返してくる。私は「この辺をこれから散歩するところだ」と言うと、「ああ!(と頷き)、こっちの場所の土が硬いから、そこに停めた方がいいよ」と言ってくれた。ほっとしてお礼を言い、「ここでも大丈夫だぁ」と応えて車を停める場所は変えずにスタート。

 県道に出たところで南西方向を望む。

(「大橋」付近の「県道116号」)

 「県道116号」は、「六郷」の街と「角間川」をつなぐ幹線道路である。

 「江戸時代」、「六郷」は「羽州街道」の要衝地であり、「角間川」は川港があったところで、二つの物資の集散地をつなぐ道は、重要な道として早い時代に整備され、その道筋はそのまま「県道116号」になっていると考えられる。

 水路の左手に、冬囲いをした庭木が見える。先ほどの夫婦と思われる二人はその脇にいたので、二人で冬囲いの作業を始していたようだ。

 水路にかかる橋を渡り、東に少し行ったところで右折して南に向かう。この日は少し霞んでいるが「鳥海山」が見える。

(「鳥海山」を望む)

 数日前に降った雪で上の方が白くなっている。夏から秋にかけてのごく短い期間を除いて、「鳥海山」にはずっと雪を見ることができるが、改めて新雪を頂いた姿を見ると新鮮で清々しい感じがする。

(②に続く)